LIM / Ostinato

Imperial City Kalevala
  • Heinz
  • Kaya Matsurika
  • Amelie Matricaria
  • Irina
  • Gwen Sorgenfrei
  • Allan Refinado
  • Didius Gardiner
  • Kai Crescita
  • Silvester Afanassiev

Cantante of Daybreak fos

Tia Lautrec

代替世界(Lim)/ 帝都カレヴァラ

第二世界(2nd)

17歳

得意料理:アップルパイ

第二級監視対象。
あるいは、〈白の始点〉候補者。
あるいは、屍の上に築かれた罪の礎。
あるいは、笑いもすれば泣きも怒りもする、どこにでもありふれた少女。

帝都カレヴァラの白樹の塔に幽閉されている謎の少女。
ブランシュ・アファナシエフという名前で呼ばれていたが、フィディールから「お前はブランシュではない」と強い拒絶を受けた後、”自分”という存在に疑問と空虚さを覚え始める。

その後、彼女がブランシュではなく、特に名前がないのなら話をするときに不便だという理由から、ティア・ロートレックという名前を与えられる。

ティア本人は天真爛漫で、屈託のない明るく無邪気な――フェイいわく可愛い女の子だが、エルスに言わせると、幼い子供や小さな犬猫が可愛いと称されるのと同じで、人として愛らしいわけではないとのこと。

普段は部屋で一人で生活しているためか、どこか寂しさや空虚なものを垣間見せることがある。
イリーナと過ごす時間を大切にしており、外の世界に対して好奇心旺盛。初対面のエルスにも、話を聞かせて欲しいと積極的に押して出るほど。
その一方で、他者のある一部の機微に敏感で、諦観と保身から自分の方から一歩引くことがままある。
反面、自身を幽閉しているフィディールに対しては複雑な感情を抱いているためか、彼に対してはときに強い感情を露わにしたり、逃げ出した隙にフィディールを部屋に閉じ込めたり、からかって遊んだり、彼だけ呼び捨てにしているあたりも含め、どうにも遠慮がない。

世間知らずで無知なところがあり、エルスいわく「悪意がないのが最大の悪意」。

その他、特徴として異性の前で服を脱ぐことに抵抗がない模様。羞恥が欠けているのか、情緒が育っていないのか定かではないが、世話人のイリーナとフィディールには理由に心当たりがある様子である。

フィディールの双子の姉であるブランシュ・アファナシエフとの関係は不明だが、ティアとブランシュが同じ容姿であることはフィディールも肯定している。
もっとも、フィディールは「見た目だけ同じというわけじゃない。何から何まで君はブランシュなんだ。でも、君はブランシュじゃない」と述べた後、「僕もどうしてこんなことになったのか、わからない部分でもあるんだ」と付け加えており、詳細な正体は事情を知る者でも不明な部分があるらしい。

will keep update…

どれを重視すべきか?

それは各人に委ねられることだろう。
彼女と浅からぬ関係を築いた人間は、いずれかを無視できなくなるのだろうから。

誓歴403年、帝都カレヴァラのコキーユ跡地にて発見された後、その後の記録は白紙とされている。
とはいえ、最終的に彼女がたどった末路を鑑みると、白紙にする必要がなくなってしまったことは――異論はあれど――関係者は否定はしないだろう。

そのような上記の諸々の特異要素を除けば、ティア・ロートレック自身は至って普通の少女である。
少なくとも、彼女の周囲にいる人間はそう彼女を評している。
何度かその力を暴発させているが、基本的な能力は飛び抜けているわけでも落ち窪んでいるわけでもない――潜在能力は別にして。潜在しすぎているために、普段は引き出しようがないとも言える。

Lost Child

Fidele Afanassiev

既存世界(Rhiza) / 帝都カレヴァラ

第二世界(2nd)

22歳

小さい頃信じていたこと:カメラで写真を撮られると魂を取られる。

第二級監視対象。
あるいは、人間種族とオルドヌング族の、唯一の混血児。
あるいは、帝都カレヴァラの代理執政官。
あるいは、アファナシエフ家の真義回帰の継承者。

帝都カレヴァラの執政官であるディディウスと血の繋がりは、養子のため、ない。また、執政官がいる限りフィディール本人が直接的な権限を持つことはなく、執政官の秘書か補佐程度でしかないため、地位は帝都カレヴァラの各地を取りまとめる長老以下とされている。もっとも彼自身は、帝都カレヴァラの防衛を担う警備隊員として前線で切った張ったもこなせば、指揮官としても活躍し、各国の要人と外交や交渉も行うため、実質的な発言力は長老に比肩せざるを得なくなっている模様。

仕事ぶりは真面目で厳格。他人を容易に近寄らせない硬質な雰囲気があるものの、誰に対しても公平に接することから一定の発言力を持つ。

ただし、直属の部下である、盤上の白と黒との関係においては、大いに苦労させられており、腐れ縁を通り越して兄のようなハインツが警備隊の合同演習や会議をボイコットするたびに頭を悩ませ、時に刃物を交えた争いへと発展するのは日常茶飯事。

その他、同隊員であるニコレットが彼の手をつかんで、彼女の胸を揉まさせられたという情報が、オズウェルとアメーリエから寄せられており、しかも、ニコレットが自発的――どころか積極的に行為に及んだため、彼の頭痛の種は尽きない模様。

余談だが、ニコレットがフィディールに好意はさておき恋愛感情を寄せていることに気づいていないのは、フィディール本人と同隊員内ではオズウェルだけである(フィディールは憧れと一緒くたになっているだけだと思い込んでいる)

will keep update…

エルス・ハーゼンクレヴァからは、「〈白の始点〉たりうる存在なるか?」という問いを投げかけられている。

第二世界に干渉する権限こそ持っていないが、剣技は盤上の白と黒に足は十分届くとハインツからひいき目抜きにして評価されていて、博識ではないものの勉学においても平均以上の成績を収めている。

アファナシエフ家がオルドヌング族の王族に連なることや、港町エガス・ベレニスが建つきっかけとなった人物の実子であることを含め、世が世なら相応の身分に収まっていたかもしれない青年。
もっとも、現在は執政官の義理の息子というポストに収まっている。