Lim – Ostinato –

Lim – Ostinato –

〈 花と文学の大陸――オスティナート。時の旅人は、もう、いない 〉

Imperial City Kalevala
  • Heinz
  • Kaya Matsurika
  • Amelie Matricaria
  • Irina
  • Gwen Sorgenfrei
  • Allan Refinado
  • Didius Gardiner
  • Kai Crescita
  • Silvester Afanassiev

Tia Lautrec

Roots

代替世界(Lim) / 帝都カレヴァラ

Domain

第二世界(2nd)

AGE

17歳

OTHER

得意料理:アップルパイ

第二級監視対象。
補助装置にして、白の始点の候補者。
アファナシエフ家の真義である、回帰の継承者。
ある夢の遺児いわく、屍の上に築かれた罪の礎。
補助装置でありながら、上位個体情報を有する稀有な存在。
あるいは、笑いもすれば泣きも怒りもする、どこにでもありふれた少女。

どれを重視すべきか?

それは各人に委ねられることだろう。
彼女と浅からぬ関係を築いた人間は、いずれかを無視できなくなるのだろうから。

誓歴403年、帝都カレヴァラのコキーユ跡地にて発見された後、その後の記録は白紙とされている。
とはいえ、最終的に彼女がたどった末路を鑑みると、白紙にする必要がなくなってしまったことは――異論はあれど――関係者は否定はしないだろう。

そのような上記の諸々の特異要素を除けば、ティア・ロートレック自身は至って普通の少女である。
少なくとも、彼女の周囲にいる人間はそう彼女を評している。
何度かその力を暴発させているが、基本的な能力は飛び抜けているわけでも落ち窪んでいるわけでもない――潜在能力は別にして。潜在しすぎているために、普段は引き出しようがないとも言える。

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Fidele Afanassiev

Roots

既存世界(Rhiza) / 帝都カレヴァラ

Domain

第二世界(2nd)

AGE

22歳

OTHER

小さい頃信じていたこと:カメラで写真を撮られると魂を取られる。

第二級監視対象。
人間種族とオルドヌング族の、唯一の混血児。
ティア・ロートレックと同様に、アファナシエフ家の真義回帰の継承者。
エルス・ハーゼンクレヴァからは、「〈白の始点〉たりうる存在なるか?」という問いを投げかけられている。

アファナシエフ家がオルドヌング族の王族に連なることや、港町エガス・ベレニスが建つきっかけとなった人物の実子であることを含め、世が世なら相応の身分に収まっていたかもしれない青年。
もっとも、現在は執政官の義理の息子というポストに収まっている。

そんな彼の仕事ぶりといえば、真面目で勤勉ともっぱらの噂だ。
冷厳にふるまっているため、他人を容易に近寄らせない雰囲気があるものの、誰に対しても公平に接することから人望を得ているようである。
第二世界に干渉する権限こそ持っていないが、剣技は盤上の白と黒に足は十分届くとハインツからひいき目抜きにして評価されていて、博識ではないものの勉学においても平均以上の成績を収めている。

しかし、直属の部下である、盤上の白と黒との関係においては(彼いわく)大いに苦労させられているようだ。
腐れ縁を通り越して兄のようなものと言っても差し支えないハインツが警備隊の合同演習や会議をボイコットするたびに頭を悩ませ、時に刃物を交えた争いへと発展するのは日常茶飯事。

ちなみに、その姿を見た彼の姉は「だってフィディールったら、楽しそうにハインツのこと追い回すんだもの……」と、そこはかとなく嫉妬していたようである。本人と周囲の認識に解離があるのはご愛嬌というものだろう。

その他、盤上の白と黒の隊員であるニコレットが、彼の手をつかんで、彼女の胸を揉まさせた際に赤面して混乱した。同隊員であるカヤの口から、(彼いわく)品のない言葉が出てくると、激しくむせた。以下、エトセトラ、(彼いわく)散々な目に遭ったとの報告が寄せられている。

――コメントすることは特にない。擁護も賛同も含めて。

決して、フィディールが彼女らに何かを強要したわけではなく、むしろ二人とも自発的――どころか前者は積極的に行為に及んだため――その点は、誤解のないように。

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