Rhiza - Root Origin –

Rhiza - Root Origin –

〈 源点――原罪の血に贖われし、あるいは捧げられし、たましいのかけら 〉

NAME LIST
  • Yuriy Asher
  • Maria Harsencleva

E.L.T.H Harsencleva

Roots

既存世界(Rhiza) / 旧聖都サン・オラシオン

Domain

第三世界(3rd)、第二世界(2nd)

AGE

16歳

OTHER

野望:世界の甘味を食べ尽くして制覇する

第一級監視対象。
対生成者にして〈蒼の終点〉。
あるいは後天的に、上位個体へと変換せざるを得なくなった変異体。
出生、そして成長過程における諸々の事項には、グラール法院により機密指定が掛かっている。
余人が知る必要のない事というよりは、知った所でそれを有効に活用する場が存在しない、というのが本人の弁。
エルスという名は彼本来の名前ではなく、事象の名前。
彼が年上年下構わず、敬称をつけて呼ばれることを好まないのは、「記号に敬称をつける理由はない」から。

旧名、シエル・フォルクロア。
双生児であるシスティーナ・フォルクロアとレファーノ・フォルクロアの間に生まれた子供。
……付け加える情報があるとすれば、レファーノがシスティーナを強姦した結果、誕生した禁忌の子であるという点だろう。

事件の後、システィーナが記憶の錯乱を起こし、彼を結婚を前提に交際していた男性の子供と思い込んだ。
そのため、村全体でエルスの出生は秘匿することとなり、もちろん、当の本人であるエルスは事実を知らされないまま10歳まで成長した。
そして、事件の後に投獄された実の父親であるレファーノと再会。
姉システィーナの愛情を受けるエルスに嫉妬したレファーノによって首を絞められ、対生成を実現。
奇しくも、既存世界から代替世界へ移動した。
直後、カタリーナ・グラシアンによって発見され、のちにグラシアン家に引き取られる。
先天的に異常なエーテル数値を持つ法術士として、一時期、古都トレーネの研究機関に預けられた後、約一年でグラシアン家に戻されている。

彼の義兄であるアレクセイ・グラシアンが”対価”を支払ってまで、義理の弟であるエルスを連れ戻しているが、事情を追究するのは詮無きことだろう。

システム・エミリア・ブラーナから、第二世界へ干渉する権限を後天的に貸与されている。
貸与された権限は、オルドヌング族が持つ干渉権限より上位の権限に相当する。
そのため、〈白の始点〉であるシルヴェステルや、魔法において天才的な才能を持つティア以上のシフト・ドライブを起こせる――のだが、その権限に比例したエーテル干渉力が不足しているため、宝の持ち腐れとなっている。
ただし、当人が特異点であり、第三世界に格納されているエーテルをほぼ一人で運用できるため、第三世界のエーテルを使ってオルドヌング族の特異点に匹敵するシフト・ドライブを起こすことも不可能ではない。
もっとも、本人は、燃費が悪い、という理由で(よほどの事情がない限り)使うことを拒否している。
いわく、制御できない力は力ではなく単なる暴力とのこと。
その他、実務上の理由で第三世界に格納されているエーテルを好き勝手運用できないため、法術士としての実力は現代の法術士とそう変わりない。

will keep update…